美味しいコラムにようこそ。毎月1回の更新ですが、楽しい話題や、美味しい話題を提供できればと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、第1回はというと「WRC」での食事について。WRCってみなさん知っていますか?
WRC(世界ラリー選手権)とは世界中で行われるラリーの選手権で、日本をはじめとして16ヶ国で開催される自動車競技です。
各地で3日間の激戦が繰り広げられるのですが、ドライバーからメカニック、そして関係者はどのように食事を摂っているのでしょうか?
サービスパーク(競技車両を整備・ドライバー達が休憩するところ)には、関係者用にケータリングサービスがサポートされていて、いつでも暖かい料理が食べる事ができます。プライベーター(メーカーに属さないチーム)の場合は、ここで摂ることが多いようです。
ワークス・チーム(自動車メーカーのチーム)の場合は、キッチン付きサービストラックが用意されていて、専門のシェフが栄養バランスを考えた食事を作ります。
よく、私たちが屋外でバーベキューする光景と同じようなものですが、その内容はというと私たちの食卓と殆ど変わらないような食材が提供されるようです。
世界を転戦するWRCチームにとって、美味しい食事は健康だけでなく、士気も上がるということでしょう。ところで、熟練のシェフが信頼の置ける素材で作った新鮮でおいしい食事を最初に味わえるのは、ドライバーではなく、実はメカニックということです。監督やドライバーは競技中なので食べられないのは当然なのですが、そのドライバーがサービスパークに戻ってきたときに、競技車を完全な状態に整備するメカニックは、戦の前にしっかりと栄養を摂る必要があるからです。大修理の場合など、メカニックは徹夜で競技車を仕上げなくてはならないこともありますし。
余談ですが、私は15年間スバル車に乗り続けているスバリストでもあります。乗っているのは平成3年式のレガシィ、このクルマはSUBARUワールドラリーチームがWRCに初参戦したときのラリー・ベースとなったクルマです。
ですから、WRCで応援するのは、やはりSUBARUワールドラリーチームですね。
では、SUBARUワールドラリーチームの食事事情はどのようなものでしょうか。
SUBARUワールドラリーチームは50人という体制で遠征しているので、食料やドリンクを管理するケータリングは常勤5名(シェフ2・アシスタント2・ウエイター1)と、非常勤ヘルパーで任っており、ケータリング専用のトラックが用意されています。
材料の調達は各開催国で行なうため、イタリアではパスタ・ドイツではウインナーなど各国の有名な食材をふんだんに取り入れてメニューの組み立てを行なうそうです。
またケータリングでは、レッキ(競技前のコース試走)用の弁当?も作っています。レッキは競技前に行なうのですが、ドライバーだけでなく、技術者・メカニックも出かけるので、本戦のメニューを考えながら相当量の弁当もつくらないといけません。それも、競技車にはエアコンはなく、クーラーボックスを入れるスペースなども皆無。食中毒の発生を考えてレッキとレッキの合間にクルーがドライバーと合流して食事を摂るように、ケーリングでは指導しているようです。
健康管理だけではなく、衛生面などにも最新の注意を配慮しながら、行なっているのがラリーのケータリングサービスなのですね。
私たちも、普段の生活でも、衛生面などに気を使って、食中毒などを防ぐようにしたいものです。

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